猫の乳腺腫瘍 我が家の自壊創ケア①

看護について

乳腺腫瘍 我が家流自壊創のケア

こんにちは。ねここです。

「腫瘍の自壊」なんとも恐ろしい語感で不安になり、私も猛烈にブログや記事を検索しました。経験者さんのブログなど、数は少ないのですが有益な情報を公開してくださっていて本当に助けられました。ありがとうございました。

悲しすぎる現実ですが、闘っている愛猫ちゃんと飼い主様の毎日のため、少しでもお役に立てれば幸いです。

先にしておいたほうがいいと思うこと

日々の自壊ケアで私が一番困ったのは「傷周辺の毛に膿や血がからみつき、固まりになってどうにもならなくなる」ことでした。

固まりになるので猫様も皮膚が引っ張られて痛いですし、臭いのもとにもなります。

根元から毛を切るしか方法はないのですが、毎日のケアを始めてしまうと固まりがどんどん大きくなって悪循環。

固まりの下の皮膚ケアができないので、切れそうなところは切ろうとするのですが、いかんせん大人しく身を任せてはくれません・・・。

傷の近くなのでハサミを近づけるのもまあまあの怖さです。

変な言い方ですが、そろそろ自壊しそうだなというとき、自壊しても初期のときなどに、傷の周りの剃毛を範囲広めでしておくと猫ちゃんも飼い主さんもとても楽だと思います。

ご機嫌のいいときなどに少しずつ、毛をハサミで短くしておくだけでも全然違うと思います。

我が家で毎日おこなっていたこと

我が家でも基本的にしていたことは朝・夜の1日2回
 ①膿や血液をぬるま湯で流す
 ②消毒
 ③傷の保護  と単純です。

うちの子は出血が多い子、膿が多くて出血はあまり気にならない子と2通りでした。

出血が多い子のほうは、

  1. 傷の周りをキッチンペーパーやティッシュ・タオルなどで防御 (広範囲があまり濡れないように)
  2. 20㏄のシリンジにぬるま湯を入れて傷に静かにかけ、表面の膿や血を流す (傷を触るとすぐに出血するので水分のふき取りは「できる範囲、無理せずに」でした。)
  3. 消毒して保護パッド(ドレッシング材というものです。)を傷にあて、患部にちょうど来るよう生理用ナプキンを貼り付けた保護服を着せて完了。

膿が多い子のほうは、洗面台で、シャワーから直接ではなく一度手にあてて水圧を調整しながら (傷より少し上から水が優しく流れる感じ)膿をできるだけ流すようにしていました。

傷以外の場所はあまり濡らしたくないのですが、膿をとにかくできるだけきれいに流すことに重点をおいていましたので、後ろ脚やしっぽが濡れるのは「あとで拭く!」です。

消毒薬は獣医さん定期的に出してもらっていました。よく見るピンクの液体のやつです。腫瘍の部分をできる限り触りたくないのでスプレーボトルに入れなおして、すごく優しくスプレー。

手間ですが、冬場は体温くらいまで湯煎で温めてました。(温度はくれぐれもご注意ください。)

飼い主様へ

私もそうでしたが、どうしたらいいかわからず不安で、やみくもに情報を探します。

たどり着き、読んでみると「蛆がわいた」とか「大出血」なんて怖い記事を読んでしまったりすることもあると思います。でも毎日消毒をして傷を保護し、なめ壊し防止にお洋服的なものを着せていれば自宅でのケアはぜんぜん可能だと私は思います。

経験から言わせていただきますと、ご飯を自分で食べ、トイレに行けてるうちは大丈夫です!

うちの子も、長い子は1年近く頑張ってくれました。2匹とも、なぜかあんまり暴れることもなく、毎日ケアをさせてくれました。

どうか、無理をしたり、頑張りすぎたり、ご自分を責めたりしないでください。

困ったりわからないことは獣医さんに相談してみると解決につながることもあります。

あなた様と猫様が、笑顔で平穏な時間を少しでも長く過ごせますように☆

最後までお読みいただきありがとうございました。

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